2024年01月05日 15:19更新
上越市藤巻の卸売市場で5日(金)の朝、新春恒例の初セリが行われ威勢の良い掛け声が飛び交いました。市場に地震や津波の影響はほとんどみられず例年並みの入荷で商いをスタートさせました。
野菜や果物を扱う新印上越青果の初セリは午前7時過ぎからはじまりました。縁起物の宝船5艘がセリのかけられると1万円で次々と競り落とされていきました。
去年は猛暑と水不足で野菜が高騰しただけに、関係者からは今年は安定した天候を望む声が聞かれました。
小売業者
「私どもは商品がなければ商売にならない。豊作を願っています」
「今年は天候が良くて、安くなっても困るけど、例年通りの値段になってほしい」
新印上越青果によりますと初日は、地震の影響を受けなかった産地などからキャベツやハクサイなど例年並みの40トンから45トンの入荷があったということです。
新印上越青果の小山恒光社長は「上越の皆さんにおいしいものを食べてもらうのが最大の役目。生産者は去年大変だった。今年は天候が安定して生産したものをすべて出荷できれば良い」と話していました。
この日は隣りにある一印上越魚市場と上越水産でも初セリや仕事始めの式典が開かれました。
このうち一印上越魚市場では、地元のワラサやクロソイに加え富山県のイナダやカワハギも並びました。
一印上越魚市場の松苗初清常務は「石川の魚は入っていないが、3日、4日と富山方面では出漁した。周辺から魚は入荷するので潤沢に消費者に届けられる」と話していました。
石川県からの入荷については、10日から1か月は少ない状況が続くとみています。
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