2023年12月29日 09:37更新
先月、徳島県で行われた卓球の全日本選手権大会14歳以下の部で、直江津東中学校2年生の吉田蒼さんが初めて準優勝しました。その強さの裏には毎日格上を相手にした練習がありました。
柏崎市にある新潟産業大学附属高校
高校生に混じって卓球の練習しているのは、直江津東中学校2年生の吉田蒼さんです。
先月徳島県で行われた、卓球の全日本選手権大会で14歳以下を対象にした男子シングルスに出場しました。全国から吉田さんを含む148人が出場し、試合はトーナメント形式で行われ、吉田さんは強豪を相手に準優勝を果たしました。これまでほかの全国大会に出場したことはありますが、準優勝は初めてです。
吉田 蒼さん
「(今年の)全中であと一歩で負けてしまい、その悔しさを今回の大会で晴らそうと思っていた。思い切りできた」
新潟産業大学附属高校 卓球部 山岸健弥 顧問
「ラリーは全国トップクラスの技量」
吉田さんは小学1年生から卓球を始め、地元のジュニアクラブで活動していました。小学4年生からはさらにレベルアップを目指し、全国大会の常連として知られる新潟産業大学附属高校に通って、格上の高校生を相手に練習を重ねています。その甲斐があり、小学6年生のときには全国大会でベスト8入りを果たしました。
吉田蒼さん
「(高校生)1球1球の質が中学生より高い。高校生と練習しているおかげで中学生のトップレベルと互角に戦える」
吉田さんの強みは、どんなコースに球が来ても打ち返すことができることです。緩急のある球が来ても、回転をかけてスピードのある球を返すことができます。
去年からは苦手とするバックハンドを強化するため、フォアハンドとバックハンドを交互にひたすら打ち返す練習を100球連続、1時間ほど繰り返しています。
新潟産業大学附属高校 卓球部
山岸健弥 顧問
「今まではバックサイドが弱点。相手にとって取りやすい返球だった。攻め込まれても威力のあるボールを返す。そこから得意なフォアハンドに結び付けられるようになった」
吉田蒼さん
「結構大変だった。体力や技術が上がった。(この練習が)自信につながった」
吉田さんの目標は、来年夏の全国中学校体育大会で優勝することです。
吉田 蒼さん
「(目標)来年の夏 新潟で開催される全中で優勝すること。来年1~3月でいろいろな大会がある。そこで課題を見つけ練習してから全中に挑みたい」
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