2017年10月15日 13:00更新
全国から教育関係者が集まり、キャリア教育について考える研究大会が、14日と15日の2日間に渡り、上越教育大学で開催された。
日本キャリア教育学会によるこの研究大会は39回目を数え、上越教育大学での開催は今回が3回目。
テーマは「つなぎ・そだて・うごかすキャリア教育」。今年3月に小中学校の学習指導要領が改訂され、新しく「キャリア教育」という言葉が加わった。その重要性に対する認識も高まりつつある中、全国から約200人の教育関係者が集まり、こどもたちの未来を考えたキャリア教育の在り方について意見が交わされた。
基調講演やシンポジウム、分科会など様々なプログラムが行われ、発表者からは、「キャリア教育は学校では職業教育に偏りがちだが、人生そのものとして広い見方で普及してほしい」「自分がどのような道を進むかに直接つながる教育。成功や失敗という見方はキャリアにはない」といった意見が聞かれた。
また、参加者からは「次に自分たちが行う施策や実践のヒントになった。小さいころから自分のキャリアの視点を見つめ、生きていて良かったと思えるような大きなスケールに発展していってほしい」とキャリア教育に対する期待の声もあがっていた。
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