2023年11月23日 09:56更新
上越市の桑取川で獲れたサケを使ってサケフレークを作るという伝統の体験授業が今年も上越市立潮陵中学校で行われました。
潮陵中学校では毎年この時期に地元を流れる桑取川に戻ってきたサケでサケフレークを作ります。
きょうは全校生徒26人がこの日あがった11匹のサケを加工しました。作業の初めはサケの三枚おろしです。
さばく様子
生徒
「サケはつるつるして力もいるので大変だった。来年も三枚おろしをやりたい今年よりもうまく下せるようにしたい」
生徒
「三年目だけどまだ全然でプロの人はすごいなと思った。皮をはぐところ(難しかった)2回やって1回目ミスしてしまったけど2回目できてよかった」
続いて切り身の汚れを洗って細かい骨を一本いっぽん抜き取ります。
最後はフライパンで身をほぐしながら炒め味付けしました。
今年はしょうゆ味のほか地元のNPOが仕込んだ味噌を使ったものと2種類に仕上げました。完成したサケフレークはあわせて10キロです。
生徒
「大きな骨を見つけてとると気持ちいので楽しい。骨を抜くにも力が必要なので手が痛い」
生徒
「ことしは味噌だと(調理)方法が違うので最初は大変だった。1,2年生と協力してスムーズに作れていて楽しい」
潮陵中学校の生徒はこのほかサケ漁の投網を体験しています。またとなりにある谷浜小学校では児童がサケの稚魚放流に取り組むなど小中学校あわせてサケを通じたふるさと学習がすすめられています。
桑取川漁業協同組合 清水昭八さん
「中学校3年間のうち初めての子から3年間頑張ってやっている子もいて地域の自然に接していい教育環境にあると思う。最初は興味から入り地域のことを少しでも理解してサケの文化も伝えてくれたら」
生徒
「全国でもやっているところが少なくこの地域ならではのことだと思う」
生徒
「地域の人に協力してもらわないとできない体験なのでとても感謝して体験を楽しんでいます」
調理したサケフレークは生徒が自宅に持ち帰って味わうということです。
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