2023年11月03日 10:51更新

JCVの生活情報番組「すまいるone」。10月29日から放送の「古民家で癒し時間」後編では、日常から少し離れて、癒しの時間が楽しめる古民家を活用した店やスポットを紹介しています。

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【ビストロ　サブリーユ】

上越市大潟区の住宅街にひっそりと佇む「ビストロ サブリーユ」上越産の野菜を主役にした優しい味わいのフランス料理が楽しめるお店です。

古民家とは思えない雰囲気ですがどんなお店なのでしょうか。

外観は洋風なイメージですが、店内には暖炉や吹き抜けがありレトロな雰囲気が漂います。

この建物は、築100年ぐらいの民家で、もともと地元の彫刻家がアトリエとして使っていたものです。

オーナーシェフ 丸山悠太さん

オーナーの丸山悠太さんは、その使い込まれた木の温かさと凛とした雰囲気に魅了され、梁と柱をこの地に移して新たにお店として建て直しました。

サブリーユで提供している料理は、地元の野菜を前菜からデザートまで使っているのが特徴です。地元の野菜にこだわる理由は「新鮮なこと」と「上越にこんな野菜があるんだ」という魅力を発信したいという思いからだと丸山さんは話します。

そこで、丸山さんと提携している農家さんも取材してきました。

提携農家 上野千一さん

お邪魔したのは、ブロッコリーやキャベツ、ちょっと珍しい紫色のジャガイモ「シャドークイーン」など 10種類以上の野菜を手掛けている上野千一さんの畑です。今の時期はブロッコリーの収穫が始まっていました。

上野さんは
「温度が低ければ低いほど実がしまっていく。おいしく鮮度のいい状態です。大きさもボリュームのあるドーム型でおいしそうな形で色ものっています。丸山さん、ブロッコリーがなっているところが見たいと言って畑に来たんですよ。すごい興味津々でした。僕たちは野菜を作るまでが役割ですが、さらにおいしい料理にしていただくのは嬉しいことですね」

手間を惜しまず 、丹精込めて栽培された新鮮な野菜。いったいどんな料理に生まれ変わるんでしょうか？

ランチコースは、肉と魚のメインディッシュ両方とデザートがつくソレイユコースのほかに、メインの魚料理と肉料理のどちらかを選ぶデザートつきのテールコース、 デザートなしのグレーヌコースの3種類があります。どのコースも予約が必要です。

ソレイユコース　3500円（税込み）

前菜は、シャドークイーンという紫色の珍しいジャガイモを使ったサラダ仕立て。旬のイチジクを使用、赤いソースはローゼルというお花のソースです。シャドークイーンはクセが少なく、いろんな食材と相性がいいのが特徴。雪室で100日以上熟成させ糖度が増したものを使っています。

魚料理は旬の秋シャケを使用。ソースには上越産の椎茸を使っています。

椎茸のソースは椎茸の味を存分に出すためにじっくり炒めてから歯ごたえが残るよう粗めにミキサーにかけます。秋鮭に負けない濃厚な味わいです。

肉料理は、カリフラワーのソースとトマトのバターソースがかかった鶏肉のソテー。上越地方では秋に旬を迎えるカリフラワー、付け合わせのブロッコリーは農家の上野さんが栽培したものです。

優しい味わいのカリフラワーのソースが、柔らかくローストした国内産の鶏肉と絡み合う奥深い一品。贅沢な味わいが口いっぱいに広がります。

そして自家製のパンとデザート、コーヒーまたは紅茶が付きます。この日のデザートがこちら。

これは「えんぴつなすのパフェ」マンゴーのソースとナスのコンポート、ハイビスカスとローズヒップのジュレ。アイスはえんぴつなすを焼きナスにして作っています。

えんぴつナスを使ったデザートはとても評判がよく、毎年この季節の定番になっているそうです。水分の多いナスは、まるでフルーツを食べているような感覚。えんぴつナスは、ほかのナスに比べてクセがなく、フルーツのようにしても美味しいそうです。このコンポートは桃のような味わいがします。地場産の野菜をふんだんに使った贅沢なランチ、心ゆくまで野菜の味と香りを存分に楽しむことが出来ます。

オーナーシェフ　丸山悠太 さん
「旬のおいしい地場産の野菜をたくさん使って料理を作っています。いろいろと工夫を凝らしていますので、食事を楽しむという気持ちで来ていただけたらと思います。みなさんのご来店をお待ちしております。」

店舗情報

ビストロ　サブリーユ
■住所：上越市大潟区上小船津浜714
■電話：TEL025-534-3684
■営業：11:30～14:30（LO13:00）／18:00～21:00（LO19:30）
■定休：火曜　（不定休）
■インスタグラム：@bistrot_ca_brille

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