2023年10月25日 17:33更新
この夏、柔道を通じて国際交流を体験した生徒が上越市の中川市長に現地で学んだことなどを報告しました。
上越高校柔道部の部員4人は今年8月末、ドイツのブレーメンに上越市のジュニア選手として派遣されました。
23日(月)に中川市長を訪ねて、現地の柔道クラブチームと交流して学んだことを報告しました。
ドイツ選手との組手
部員によりますとドイツの柔道人口は日本の1.5倍あるということです。
交流したクラブでは試合の勝ち負けでなく相手に敬意や感謝を伝えるスキンシップを大切にすることと、健康づくりや趣味として柔道を楽しんでいたことが印象的だったということです。
上越高校2年 羽根田絢音さん
「勝つことだけではなく、相手を敬う思いやりの気持ちを経験した」
上越高校2年 小林晃大さん
「コミュニケーションの取り方。終わった後に握手やハグなどをしたり、相手への声かけがあった」
そのうえで日本では柔道人口が減っている状況があるとして、日本でも勝つことばかりにこだわらずドイツのような取り組みを進めてはどうかと提案していました。
上越高校2年 小林晃大さん
「小学校、中学校と続けても、大人までやらない人が多い。コミュニケーションを使ってまだ続けたいと思えるようにしたい」
上越高校2年 羽根田絢音さん
「国籍関係なく相手に接していくのと、柔道していくうえでドイツは敬意や感謝を感じたので、自分から敬意と感謝を伝えながら柔道していきたい」
4人は11月23日(木・祝)、謙信公武道館で行われる上越柔道大会でもドイツでの体験を発表する予定です。
なお、ドイツとの交流は上越市が東京オリンピック・パラリンピックでドイツ柔道選手団のホストタウンとなったことをきっかけに進められています。
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