2023年10月11日 18:51更新
妙高市在住の50代女性が今月8日までに特殊詐欺被害にあい、現金1866万円をだまし取られたことがわかりました。警察は特殊詐欺事件として捜査を進めています。
妙高警察署によりますと、今年8月29日から10月8日までの間に、女性の携帯電話に電話会社名で、電話番号が記載されたショートメールが届きました。女性がその番号に電話をしたところ「動画サイトに未納料金約10万円がある。振り込んだお金は保証され、返金される見込みです」などと言われ、その後、日本保護協会やインターネットセキュリティ対策を行うNPO法人、警察庁などを名乗る者から「パソコンでランサムウェアによる被害が発生し、あなたは多くの人から訴えられている。示談金を請求されている」など、うその電話がありました。それらを信用した女性は、犯人側に指示されるまま、およそ50回にわたって合計1866万円を銀行ATMに振り込みだまし取られたということです。
女性は振込をしていく上で工面ができなくなり、家族に相談したことで詐欺被害に気付きました。
妙高警察署によりますと、今年に入って発生した詐欺被害事件の中で最大の被害となりました。
警察では、高額の特殊詐欺事件が相次いでいるとして、身に覚えのないメールは開かないことや、不審なメールが届いたら、すぐに家族や警察に相談してほしいと注意を呼び掛けています。
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