2023年10月07日 19:50更新

都会に住む人と上越市の関係を深めようと、楽天の社員が板倉区の棚田で稲刈りを体験しました。

稲刈りを体験したのは、楽天グループ株式会社の役職員とその家族14人です。

この日は、板倉区大野新田地区の棚田４アールで、地元の農家に教わりながら、コシヒカリのイネを刈りました。

この取り組みは、新潟県が、楽天グループ、第四北越フィナンシャルグループと結んだ包括連携協定の一環として行われました。

新潟県産業労働部　金井健一部長
「上越市を選んだ理由はこれから発展していくことを願って。その為に何ができるか考えたとき、様々な魅力があることを再認識した。楽天のサービスを地域の発展に使えるのではと上越市を選んだ。」

協定では、都会からの関係人口を増やす取り組みが進められます。

特に、上越市は東京からのアクセスが良いこと。さらに北陸新幹線が敦賀まで延伸されることや佐渡の世界遺産登録などを見込んで、都会との関係づくりが期待されています。

楽天グループ株式会社　上級執行役員 地域創生事業ヴァイスプレジデント木村美樹さん 
「上越市はごはんもおいしい、自然豊富、伝統技術もある。産品や観光、ふるさと納税など楽天の事業を通じて多くの人に知らせていきたい。会社としてどういったことができるか包括連携の枠組みの中で考えていきたい」

新潟県産業労働部　金井健一部長
「楽天グループが70以上の事業をしている。多くを活用させて頂きながら、この地域が若い人に注目されるきっかけ作りを県も後押ししていきたい。」

協定にもとづき、県内では、これまでにデジタル化に向けた人材育成やＥＣサイトに関する勉強会などが開かれています。

楽天との協定では、人口減少やふるさと納税の寄付額増加といった課題解決も検討されるということです。