2023年09月29日 16:30更新
この夏の干ばつで、中山間地の天水田を中心にひび割れの被害が相次いだことをうけて、上越市は早ければ来週から田んぼの復旧工事を始めることになりました。市では、深さ20センチ以上のひび割れが複数あった場合、工事にかかる費用の65パーセントを補助します。
市によりますと、今月20日現在、ひび割れなどの被害のあった田んぼは農家からの報告でおよそ100ヘクタールにのぼります。その多くは牧区などの天水田ということです。
今夏の牧区
こうした状況をうけて市は、雨や雪がひび割れに入るなどして土砂崩れが起きないよう、早ければ来週から復旧工事を進めることになりました。工事はトラクターで田んぼを均した後、水を入れてブルドーザーで固め直します。作業は地域の建設会社などが請け負い、雪の降る前までに終わらせたい考えです。
市では、田んぼに深さ20センチ以上のひび割れが複数あった場合、工事にかかる費用の65パーセントを補助するため、およそ2900万円の補正予算を9月議会に提案し議決されました。
中川市長
「被害を受けているのは山間地が多い。今後(コメ作り)続けていけるかが課題。農家から『農地を見たくないほどひどい状況』という声もあった。やる気がなくならないように最大限支援しないといけない」
また、市では干ばつ被害にあった農家の経営を安定させるため、金融機関などからの借り入れにかかる経費の一部を支援します。申込期間は、来月2日から来年3月末までです。支援の詳しい内容は市のホームページをご覧ください。
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