2023年09月26日 06:00更新
上越地域の発電所の開発などに貢献して、高田名誉市民第1号となった国友末蔵(くにともすえぞう)の胸像などが、設置から60年以上経ったことから、表面の塗装がお色直しされ、25日(月)に報道陣に公開されました。
国友末蔵は明治14年生まれ、当時の上越電気株式会社の技師長として、蔵々発電所や鳥坂発電所などの建設に取り組み、上越地域の発電事業に尽力しました。豊富な電力の供給ができることで、上越地域に日本曹達などの大型工場が進出できたといわれます。
末蔵はそうした功績が評価され、生前の昭和28年に高田名誉市民の第1号となりました。
高田ロータリークラブ 山田守 会長
「明治40年5月 初めて高田に電気が灯された。高田に赴任後1年経たずに電気を通した。妙高高原町の蔵々発電所 県内最古。妙高は豪雪地 雪の中どう工事したのか」
高田城址公園には末蔵の胸像があります。今回、高田ロータリークラブは、胸像の設置から60年以上が経ち、塗装などが傷んでいたことからお色直しを進めました。
あわせて、胸像のそばにある発電所で使われていた水車も修繕しました。
高田ロータリークラブ 山田守会長
「昭和9年2月 日本初 池尻川揚水発電所を建設。雪解け水を野尻湖に揚げて6月1日から9月10日まで かんがい用水として使う。これが非常にすごいことだと思う」
銅像、水車ともに樹脂塗料を使ったことで、今後10年以上はもつということです。
高田ロータリークラブ 山田守会長
「(お花見や蓮など)駐車場を利用の際 見てもらえれば」
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