2023年09月07日 18:46更新
上越市ではきのう6日(水)、前線の影響で高田で70ミリを超えるなど、まとまった雨が降りました。水不足の田んぼには、恵みの雨となった一方、イネが倒れるなどした所もあり、農家からは一喜一憂の声が聞かれました。
6日、上越市高田では午前10時から13時までの3時間で71.5ミリの降水量を記録しました。
清里区のグリーンファーム清里では干ばつに悩んでいたなか、恵の雨となりました。その一方で雨で倒れたイネも……
グリーンファーム清里 保坂一八代表取締役
「きのうの雨は干ばつが続いていたので基本的には恵みの雨。ただあまりにも強すぎてこれから収穫を迎えるコシヒカリは倒伏してしまった」
倒れたイネはコンバインで刈りとりにくい所もあり、その分だけ収穫量が減るということです。品質にも影響が出てしまいます。
グリーンファーム清里 保坂一八代表取締役
「倒れたままだと穂発芽と言って、田んぼの中で芽が出てしまう。その前に収穫をしたい。芽が出てしまうと品質は下がってしまう」
一方、干ばつでひび割れた天水田では大雨による別の影響が心配されます。
グリーンファーム清里 保坂一八代表取締役
「ひび割れてそこに大量の雨が入ってしまうと、あぜが地すべりを起こして危険があり心配だった。これからあぜが崩落しないように耕運してひび割れを元に戻す作業が必要。早急にやらないと雪解け水が入って崩落してしまう可能性がある」
グリーンファーム清里では天水田で栽培したツキアカリ1.6ヘクタール分の収穫を終えましたが、今年は干ばつで収量が少なく品質が悪かったため、急きょ飼料用米に変更しました。
来週からはコシヒカリ、続いておくての品種を収穫する予定です。
グリーンファーム清里 保坂一八代表取締役
「(きのうの大雨で)みずほのかがやき、ミツヒカリなどおくての品種に期待したい。1週間や2週間くらい早く降ってほしかったが、もう雨の心配はしなくていい。収穫に全力投球です」
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