2023年09月05日 16:00更新
上越妙高駅西口にある国指定の史跡、釜蓋遺跡のガイダンス施設が今月1日(金)にリニューアルされ、弥生時代から古墳時代にかけて、県内で最大級の規模の竪穴建物があったことなど、調査結果より判明した最新の情報がわかりやすく紹介されています。
リニューアルされたのは、釜蓋遺跡から見つかった土器などを展示しているガイダンス施設です。釜蓋遺跡は、およそ1800年前の弥生時代の終わりから古墳時代のはじめにかけて栄えた川と堀に囲まれた集落です。広さはおよそ4.6ヘクタール、国の史跡に指定されています。
ガイダンス施設は、史跡を紹介するために7年前に開館しましたが、その後の発掘調査で、竪穴住居よりも4倍ほど大きい広さ150平方メートル建物の跡が見つかりました。県内にある遺跡の中でも、当時の建物としては最大級の規模です。
集会所などとして利用されていたとみられていて、会場ではこの建物跡の紹介や一緒に見つかった土器やつぼなどが展示されています。
また、施設の利用者の多くは学校の授業で訪れる市内の児童であることから、子どもたちにもわかりやすいよう、発掘された土器などを年代ごとに並べて紹介しています。今回、施設の展示内容をリニューアルしたのは開館以来はじめてです。
上越市教育委員会 湯尾和広さん
「皆さんの身近に大きな歴史がこの地面の下に埋まっている。ワクワクするような歴史を体感してほしい」
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