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着物の製造工程見学&手描き友禅体験!「翠山」

2023年08月26日 09:20更新

JCVの生活情報番組「すまいるone」。8月20日から放送の「十日町お出かけスポット後編」では、おひとりさまでも、もちろん家族やお友達と一緒でも楽しめる十日町のおすすめ施設を紹介します。

※番組は上越妙高タウン情報のプレミアム会員でご視聴いただけます。


【翠山(すいざん)】

翠山外観

十日町ならではの体験ができると聞いてやってきたのは十日町市高山にある「翠山」。「辻が花」と呼ばれる技法で着物のデザイン、手描き、絞りなどの全工程を行っています。

翠山着物

辻が花は絞り、技法としても言われますが、花に墨ぼかしが入っているのが特長です。

翠山辻が花

辻が花は室町時代から桃山時代にかけて流行しました。そこから、ぼかし染め、友禅、手絞りを駆使した「翠山オリジナル 辻が花」を生み出し、職人の手仕事によって今日まで伝統を伝え続けています。

翠山工場見学

ここでは、製造工程を見ることができます。そのなかの「引染め」という工程です。

翠山もちのり

染める前、「型付け」といわれる作業で色を入れない部分にモチ糊を使います(黄色の部分)。横から見ると厚みがありますが、段差があると色が入ることもあるので、呉汁(大豆を絞ったもの)を塗っておくことで、差し込みやムラをなくします。

翠山染め

その後は一気に刷毛で染めていきます。

bokasi

ぼかす部分には、水の入った霧吹きを使ったり、細かい部分は筆を変えたりしながら丁寧に塗っていきます。人によってぼかす濃淡が変わるので一人が最後まで担当します。この「引染め」で着物の全体の色が決まるそうです。

続いて「手描き友禅」の行程です。

翠山手描き2

これが先ほど「引染め」が終わったもの。糊がおちて白くなったところに一つひとつ手で色を入れていきます。色をそのまま塗っていく所と、ぼかす所は水を使いながら根気よく進めます。下から熱を加えて乾かしながら行います。今回は40色ぐらいですが、多い時は100色使うときもあるそうで、一反描き上げるのに1週間~10日かかることもあります。

翠山色が決まっている

指示書(手前の白い紙)

どこに何を塗るかは、あらかじめ設計された紙の指示書があります。手描きなので2つとして同じものができないのが魅力でもあります。

この「手描き友禅」を体験できるプログラムがあります。

翠山タペストリー

タペストリー 2,750円

翠山ハガキなどから選べる

ポストカード(2枚入り) 1,650円 / 額入り 2,200円

「引染め」まで済ませてあるタペストリーやポストカードなどから好きな絵柄を選んで色付けします。

翠山体験する3

大谷さんも挑戦

翠山大谷さん完成品

「1日」大谷ってヤツですよ 作

この体験は「筆が持てる」お子さんであれば年齢は問いません。前日までの予約が必要です。おひとり様から団体客まで受け付けています。
なお、出張体験も可能。詳しくは翠山までお問い合わせください。

翠山職人

手描き職人 宮澤 一徳さん
「柄は一緒でも2つと同じものができないのが、手書きの良さなんです。ぜひこちらに来て体験していただけたら嬉しいです」

施設情報


翠山(すいざん)
■住所:十日町市高山3-377-3
■営業:9:00~16:00 (体験受け付け)
■電話:TEL:025-755-5515
■ホームページ:https://suizan.biz/

※番組は上越妙高タウン情報のプレミアム会員でご視聴いただけます。

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