2023年08月17日 18:56更新
特定外来植物オオハンゴンソウから在来の植物を守ろうと、妙高市笹ヶ峰高原で駆除活動が17日(木)に行われました。
駆除活動をしたのは環境省や妙高市、ボランティアなど合わせて60人です。オオハンゴンソウは、北アメリカ原産のキク科の植物で、繁殖力が強く妙高市の笹ヶ峰高原などに生息する在来の植物を脅かしています。
妙高市環境生活課 後藤純二さん
「草刈や一時的にほかの植物がなくなった空間にまず入る。在来の植物が生息する隙間がなくなる。地域の財産の生態系を守るためには駆除していかなければ」
参加者は、笹ヶ峰キャンプ場とその近くにあるトクサ沢周辺の2か所で、オオハンゴンソウを駆除しました。オオハンゴンソウは、茎を刈っても残った根から新しい茎が伸びるため、根こそぎ引き抜く必要があります。
ボランティア
「(力)いる 久しぶりに汗かいた」
「花が付いてないと見分けがつかない」
「この地域は宝物。守るのは大変だけど後々の人のために」
「よく利用している。少しでも役に立てば」
17日は近年駆除したことがないキャンプ場内の道路わきでも作業しました。駆除活動は、毎年この時期に行われていて今回12回目です。
妙高市環境生活課 後藤純二さん
「道沿いや人の動線に沿って増えるが視界に入る本数は少しずつ減ってきている。自然の植物に触らないようにお願いしたい。笹ヶ峰では根絶を目標。これからもずっと継続して活動していきたい」
オオハンゴンソウの駆除に向け、環境省や市などでは笹ヶ峰高原にどの程度オオハンゴンソウが生えているのか数を確認する作業を去年から始めました。また、火打山の笹ヶ峰登山口に登山者の靴の裏についたオオハンゴンソウの種を落とすための足洗い場を今月から設置しています。
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