2023年08月02日 19:52更新
2日(水)の上越市高田は最高気温35.4℃の猛暑日となりました。暑い日が続くなか、中学生が部活動で汗を流しています。上越市教育委員会では部活動の時間を短くしたり、暑さに応じてメニューを変えるなど、すべての中学校に熱中症対策を呼びかけています。
上越市教育委員会学校教育課 清水陽一郎 副課長
「こまめに水分、塩分の補給をすることを子どもに自主的にやらせるのではなく、教師がコントロールして管理下で行う」
先月、山形県米沢市で部活動から帰宅中の女子中学生が亡くなる事故がありました。この事故を受けて、上越市教育委員会は市内のすべての中学校22校に対し、夏休み中の部活動について時間を短縮するなどの注意を促しました。
そのうち直江津東中学校では14の部活動が行われています。学校ではすべての部の練習時間を、従来午前11時半までだったものを午前10時半までに切り上げるとしました。また、15分から20分ごとに水分や塩分をとる時間を設けています。
部活の統括担当
「積極的な休息、水分や塩分補給をしている」
野球部部長
「暑いけど、仲間が『みんなで頑張ろう』となっているので楽しい。野球をする時間が短いから休憩時間などをテキパキやったり、メリハリをつけて頑張っている」
野球部顧問
「自分たちで判断ができる子になってほしい。対話しながらメニュー内容を考えたり、練習時間を切り上げたりしていきたい」
屋内では、卓球部や柔道部などが、エアコンのある部屋で練習したり扇風機を活用しています。
また、練習の合間や下校する時に健康観察を行います。もし気分がすぐれない生徒がいたら、エアコンの効いた部屋で休ませ、クールダウンを確認してから帰宅してもらうようにしているということです。
このほか、夏休み中に限っての対応もしています。
部活の統括担当
「登下校での熱中症も心配される。保護者が心配であれば携帯電話の持ち込みも許可している。下校も含めて対策をとっている」
市教育委員会では、学校ごとに環境省が設けている「暑さ指数」を確認するよう求めていて、指数が「厳重警戒」となる31以上になった場合、活動の内容を変更したり制限するよう指導しています。
教育委員会
「ミーティングを涼しい部屋で行い、健康観察をしてから下校させる学校もある。子どもたちの安全安心確保が最優先。自分たちのやりたいことを主体的にやれるということで頑張っている。安全に支えていきたい」
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