2023年08月01日 12:00更新
妙高市の白山町に先月オープンしたカレー店「ふくふく」で28日(金)に子ども食堂が開かれました。
「ふくふく」では、経済的に余裕のない人への支援を呼びかけています。具体的には、食事に来た人に、自分の注文とは別に「げんきチケット」という名前の食券を1枚290円で購入してもらい、それを店の壁に貼ってもらいます。
チケットは、利用したい人が店に申し出れば使う事ができ、無料でカレーを食べることができます。
カレー店「ふくふく」 保坂正人 店主
「(以前)高齢者福祉に従事していた。地域福祉を育てることを考えるように。安くおいしいカレーを提供できる店があればと開業した」
この日は、妙高市のNPO法人「あいあう」の協力のもと、店内で子ども食堂を開きました。「あいあう」は、子ども食堂や子育て家庭へのフード・シェアリングなどに取り組んでいます。店では、子どもや保護者などあわせておよそ30人が「げんきチケット」を利用してカレーを味わいました。
小学生
「おいしかった。お腹いっぱい。また来たい」
「おいしかった。ありがたい」
「地元の人に優しいと思う」
NPO法人あいあう 平出京子 代表理事
「(店主)保坂さんが私たちの子ども食堂 あいあう食堂に5年ほど前に見学に。このような『子ども食堂をやってみたい』という思いを抱いた。(支援)確実に子どもたちのお腹の中に入る。これからも続けていかなければと再認識した」
ふくふくでは、オープンから1か月ほどが経ち、少しずつ「げんきチケット」が利用されるようになってきたということです。
保坂正人さん
「財布の心配をすることなくお腹いっぱい食べられる店が目標の1つ。みんなのうれしそうな顔を見られて本当に良かった。安くごはんが食べられる食堂を目指しているので気軽に来てほしい」
「ふくふく」では、今後も「子ども食堂」を開くことにしています。「ふくふく」の営業時間は午前6時から午後2時、定休日は水曜日です。
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