2023年07月28日 00:00更新
地震や水害で避難を呼びかける時などに欠かせない防災行政無線のスピーカー、みなさんの町内では、どこにあるかご存知でしょうか?上越市は、現在の施設を見直してしっかり音声が届くよう、一部のスピーカーの入れ替えを検討しています。
上越市の防災行政無線施設は、公園や公民館など329か所に設置されています。1か所の施設で40世帯に音声が届くよう配置されています。
市では、令和3年度までにすべての施設のデジタル化を完了しましたが、中には10年以上経って老朽化しているものもあるということです。このため市では、水害や地すべりなど各地域の災害リスクなどを踏まえながら、来年度から一部の施設の入替えを検討しています。
26日(水)は、従来型のスピーカーと高性能型の性能を比べる試験が行われました。職員は、スピーカーからの距離に応じて音声がどう聞こえるか調べていました。
上越市危機管理課 今井勝宗 課長
「今まで防災行政無線が聞こえにくい、聞き取りにくいという要望があった。高性能スピーカーが高性能であるとはっきり分かった。値段が高いのでどこにどれをつけるか、費用対効果を見ながら決める」
市ではこうした試験を市内8か所で実施しました。結果は今後の計画づくりに役立てられます。
このほか市は、屋外スピーカーだけでなくスマートフォンなどで速やかに防災情報を伝えようと、オリジナルのアプリの導入も検討しています。
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