2017年09月27日 15:23更新
来年度、統合・移転する上越市立小猿屋小学校の児童が、地域や学校の歴史をPRしようと動画制作に取り組んでいる。きょう27日に、最初の収録が行われた。
上越市立小猿屋小学校は来年度、春日新田小学校の一部と統合し、新しく出来る有田小学校になる。
小猿屋小学校としての最後の卒業生になる6年生17人は、思い出づくりに自分たちで作り上げる体験をしようと、学校の歴史や地域についてPRする動画制作に取り組み始めた。構成はもちろん、撮影やインタビューも児童自らが行う。
内容は学校の創設者についてや、親・祖父母世代の当時の学校の様子などについて紹介するもので、地域の住民から話を聞き、5本の動画を制作する。
1本目の制作には、小猿屋小学校のOBで、地域について詳しい髙橋邦夫さんから「小猿屋」という名前の由来について取材した。髙橋さんはアイヌ語が由来と考えられると話し、小猿屋周辺の地名とともに解説した。また小猿屋という集落の名前は、江戸時代前期には存在していたことを地図を見せながら説明した。
児童は「あとわずかで小猿屋小という名前がなくなってしまう。地域の人たちに小猿屋小をPRできるよう頑張りたい」と制作に意欲を示していた。
児童の取材は来月まで続く。完成した動画は今年12月にJCVの番組「ニュースLiNK」で紹介されることになっている。
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