2023年07月14日 16:59更新
来年の春、就職を希望する高校3年生を対象にした企業の合同説明会がリージョンプラザ上越で開かれました。コロナ禍から一転、人手不足の影響で参加企業の数は、去年の倍にのぼりました。
今年、合同説明会に参加した企業は185社、6官公庁で去年のほぼ倍にのぼりました。主催したハローワーク上越は、例年1日の日程で済ませるところを急きょ2日にして対応しました。
建設業の担当者
「コロナ明けで企業の求人が伸びている。高校生を取りあっている厳しい状態。建設業はモノづくりの会社。高校生にはモノづくりの楽しさを見てもらいたい」
旅客運輸業の担当者
「コロナの影響を大きく受けたが、昨年、一昨年と高校大学から応募をいただいた。明るく一生懸命仕事に取り組む人に来てほしい」
参加企業が増えた背景には、新型コロナ感染症の5類移行があるとみられ、とくに新規高卒者の求人が大きく伸びているということです。
ハローワーク上越の刀根雅人所長は「売り手市場の状況。6月1か月で高校生に1200人の求人があった。昨年1年間で1120人だったので、1か月で去年1年間を上回った」と急増ぶりを強調していました。
生徒は企業のブースをまわって説明を聞いたり、質問したりして希望に合う仕事を探していました。
高校生
「興味のある会社で、新入社員の福利厚生がしっかりしていることが分かったし、社内が和気あいあいとしていることも伝わった」
「選ぶポイントは、職場の雰囲気とやりがい」
今後、高校生は求人情報をもとに夏休みの間、企業を見学して志望先を絞り込みます。
ハローワーク上越の刀根所長は「夏休み中は、どんな仕事があるか、抱いているイメージとの違いを良く知る機会。有意義に過ごしてほしい」と話していました。
就職活動の解禁は9月16日からで、企業と高校生の面接がはじまります。
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