2023年07月11日 16:28更新
上越市は11日(火)、国民健康保険の高額療養費の一部で支給漏れがあったことが判明したと発表しました。支給漏れがあったのは25世帯で未支給額は合計74万1153円でした。
市によりますと、交通事故など第三者の不法行為によって生じた保険給付は、市が立て替えた医療費を加害者に対して損害賠償します。第三者行為が疑われる場合は高額療養費の支給を一旦保留し、第三者行為の非該当が判明した段階で高額療養費を支給することになっています。今回、第三者行為に非該当であるにもかかわらず、高額医療費を支給していませんでした。
今月8日(木)に市に問い合せがあり、処理状況を確認したところ、未支給があることが判明。さらに、ほかにも同様の事案がないか確認したところ、令和元年度から3年度にかけて計25世帯に74万1153円の未支給が判明しました。原因は、職員の理解不足と正しく事務引継ぎが行われていなかったことです。市では対象世帯に謝罪し、7月中に支給が完了するよう手続きを進めています。
今後は、第三者行為が非該当になったものについては、速やかに高額療養費の算定を行うことを事務手順書に明記するほか、複数人で確認するなど再発防止に努めるとしています。
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