2023年07月06日 13:03更新
学校の敷地でブドウを栽培している上越市立高士小学校の児童が、ブドウの房に袋をかけて病気や虫から守る作業に取り組みました。
ブドウを栽培しているのは、高士小学校の3、4年生21人です。学校では、近くにある岩の原葡萄園の創業者であり、日本のワインぶどうの父として知られる川上善兵衛について学ぼうと、30年以上前からブドウの栽培に取り組んでいます。
児童が育てているのは、善兵衛が生み出した品種、マスカット・ベーリーA、そしてアメリカ原産のデラウェアです。この日は、ブドウ栽培に詳しい飯野憲靜さんに教わりながら、ブドウの房に袋をかけました。
袋がけは、鳥や虫、病気から実を守り、美味しいブドウを育てるために欠かせません。児童は、およそ400個あるブドウの房を傷つけないよう丁寧に作業していました。
児童
「(鳥などに)食べられると房が減ってしまう。食べられないようにと願いながら付けた」
「丁寧にできた。おいしくみんなが笑顔になるブドウになってほしい」
飯野さんによりますと、ことしは、今のところ順調に生育しているということです。
ブドウ栽培を指導 飯野憲靜さん
「大人になったときに、自分たちの学校でブドウを作ったと自慢できればいい。子どもたちはおいしいブドウになるよう期待して作っていると思う。ブドウもその思いに応えて頑張るのではないか」
収穫は、デラウェアが8月下旬ごろ、マスカット・ベーリーAが9月中旬ごろの予定です。
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