2023年07月04日 18:25更新
上越市在住の60代女性が特殊詐欺被害にあい、現金およそ6000万円をだまし取られたことが4日(火)までにわかりました。警察は特殊詐欺事件として捜査を進めています。
警察によりますと今年4月12日、女性の携帯電話に実在する通信事業者を名乗り「料金の未納があるので、きょう中にお問合せください」などとショートメールが届きました。女性がメールに記載された電話番号に連絡すると、通信事業者の職員を名乗る男から「インターネットサイトの料金が未納です」などと言われました。
また、実存するインターネットセキュリティ団体の職員や、警視庁を名乗る男から電話で「インターネットウイルスでハッキングされ、個人情報が流出し被害が出ている。サイバー保険の掛け金が必要です」「訴訟されないために示談金が必要です」などと繰り返し言われ、6月28日までに上越市内にある金融機関のATMから指定された窓口に、合計でおよそ80回にわたり、現金およそ6000万円を振り込んだということです。
女性は7月に入り、相手と連絡がとれなくなり、3日に警察に相談して詐欺に気づきました。今回の被害額6000万円は、上越市では今年最大の被害額だということです。
警察では、相手に保険の掛け金などといわれても、お金が戻ってくることは絶対ありません。お金を振り込む前に、必ず家族や警察に相談するよう注意を呼びかけています。
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