2023年06月16日 12:12更新
温室効果ガスを体感できるなどユニークなエネルギー展示物が15日(木)、上越市下門前の上越科学館に寄贈されました。18日(日)からロビーに展示されます。
エネルギー展示物は8つのパートがあり、順番に体験することでエネルギー問題を身近に感じられるようになっています。
最初のパートは、オニギリ1個のカロリーと同じエネルギーを重いハンドルを回して発電することで、体験できます。
また、綿の靴下や牛肉を製造する際に排出される二酸化炭素の重さを重りで表すものもあります。手で持つことで実感できます。
さらに、自転車、車、電車といった交通手段の違いや食材の選び方で、二酸化炭素の排出をどのくらい減らすことができるか、はかりを使って見ることができます。
この展示物を作ったのは、オーストラリア国立科学技術センター「クエスタコン」です。現地でLNG液化天然ガスを生産しているINPEXグループが、社会貢献事業でクエスタコンを支援したことから、その返礼としてLNGの受け入れ基地がある上越市に寄贈されました。
クエスタコンのシニアマネージャー、ナタリー・サリバンさんは「私たちも心から楽しんで展示物を開発しました。上越の皆さんも楽しんで多くのことを学んでください」とメッセージを送っていました。
上越市教育委員会の福山亮課長は「エネルギーを生むことも大変ですし、枯渇することもある。ぜひたくさんの子どもたちにふれてもらい、大事な資源と考えて生活してもらいたい」と話していました。
市では16日と17日に科学館の職員や教職員を対象にワークショップを開きます。そのあと、科学館での展示や学校での出前授業など、活用方法を検討する予定です。
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