2023年05月22日 14:52更新
秋のかぼちゃ祭りで知られる上越市大町5丁目の五ノ辻稲荷神社で21日(日)、70年ぶりに春季大祭が復活しました。
五ノ辻稲荷神社では秋祭りが「かぼちゃ祭り」として親しまれています。春祭りが行われるのは70年ぶりとなります。
五ノ辻稲荷神社 中島継美 禰宜
「春祭りと秋祭りはセット。なぜ五ノ辻稲荷は春祭りがないのか、氏子などに聞かれていた。諸般の事情で(できなかった)その代わり摂社の雁田神社の祭りと併せて再興することに。神事としては同じ」
神事は宮司の中島大住さんが92歳と高齢で東京で暮らしているため、この日は禰宜の中島継美さんが中心となって執り行いました。
本殿には、総代や役員など、およそ20人が参列しました。中島さんによりますと、かつての春祭りがどんな様子だったか、地域の人の記憶も薄くなっているということです。
中島禰宜
「祝詞は古いものを出して作り直した。70年前に(祝詞を)書いたのは父ではなく祖父だと思う」
神社の社殿には、江戸時代後期、武士が武芸の向上を願って寄進したとされる絵が飾られています。
中島禰宜
「復活はとてもうれしかった。(来年)ことしと同じことは必ずやる。膨らみが出るといい」
参列者
「春祭りと秋祭りはセットと聞いた。本来の形に戻ったのは良い。町内が一緒に盛り上がっていければ」
この日は春祭りの復活に合わせ、恒例のマルシェが開かれました。神社周辺の雁木通りには、雑貨や軽食を扱うおよそ40店がならび祭りを盛り上げました。
来場者
「(春祭りが)70年ぶりに再開するのはうれしい。これからもずっと続けてほしい」
五ノ辻稲荷神社では、この秋、恒例のかぼちゃ祭りが行われる予定です。
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