2023年05月21日 19:11更新
上越市のミニバスケットボールクラブチーム「上越ジョーズ」の男子が、5月に福井市で行われた大会で初優勝しました。チームは、その勢いで7月の県大会出場を目指します。
写真提供:上越ジョーズ
「上越ジョーズ」の男子チームは、市内の小学2年生から小学6年生までの19人です。チームは、5月3日から福井市で行われた「ミニバスケットボールフェスティバル」に新潟県唯一のチームとして出場しました。大会には、石川、大阪、京都など北陸や近畿地方の強豪40チームが参加しました。その中で、上越ジョーズは予選リーグ戦を1位で突破、8つのチームが出場する決勝トーナメントに進みました。
その結果、準決勝で奈良のチームを43対21で破り、決勝では石川のチームに56対39で勝ち、見事優勝しました。ジョーズは、これまで2回準優勝しましたが、優勝は初めてです。
伊藤佑 さん
「去年、全国大会に行った強豪を倒した。すごいことをした」
他県のチームには身長が170センチを超える選手がいる中、上越ジョーズは小柄な選手が多く、チームの平均身長は150センチを下回ります。不利な条件でなぜ優勝できたのか? チームには身長に頼らない得意技があります。相手からボールを奪い、素早く攻撃に切り替える「速攻」です。
写真提供:上越ジョーズ
6年生の伊藤佑さんは、フリーの味方や空きスペースに素早くパスを出し、得点につなげてきました。
伊藤佑 さん
「(自分の役割)空いている人にパス。ドライブする(ドリブルで抜く)」
チームキャプテン 池亀未希也 さん
「ディフェンスでボールカット、リバウンドでボールを取り、『速攻』を決めるのがチームの強み」
武田耕司 監督
「身長が小さいので、走らないといいゲームができない。足を止めない」
チームでは「速攻」を磨こうと、毎週1回、基礎体力のトレーニングに取り組んでいます。メニューは、腕立て伏せやダッシュをはじめ、重さ3キロほどの縄を持って波を打つように振り上げるものなど、さまざまです。
こうした努力を重ねて、当たり負けしない体を作り、遠くへ速いパスが出せる「速攻」につなげました。
チームキャプテン 池亀未希也 さん
「厳しい練習に耐え抜いた結果、優勝できる。みんなで頑張っている」
チームは6月、県大会の上越地区予選に挑みます。目標は予選を勝ち抜き、7月の県大会に進むことです。
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