2023年05月19日 17:04更新
みなさん、かつて上越市立水族博物館で「立つアザラシ」として人気者だった「ジョー」を覚えていらっしゃいますか?現在の上越市立水族博物館うみがたりでは、その息子のジローが健在で、このほど40歳のゴマフアザラシとして国内最高齢になりました。
ジローの元気な様子をJCVが19日(金)に取材したところ、なんとカメラの前で父親とおなじ立ち姿を見せてくれました。飼育員にインタビュー中、水槽に現れたアザラシは、「ジロー」と「コケ」です。ほんの数秒でしたが、2匹で仲良く立ち姿をみせてくれました。
ジローはかつて「立つアザラシ」として知られた「ジョー」の息子です。1983年3月に生まれ、今年40歳になりました。
今月12日に新江ノ島水族館で飼育されていた47歳の個体が死んだため、ジローが日本動物園水族館協会に所属するゴマフアザラシとして、国内最高齢になりました。
ジローの体長はおよそ160センチ、体重は100キロ。背中にかけてゴマ模様が薄くなり、体がまんまるなのが特徴です。
うみがたりによりますと、目は見えませんが、大きな病気もせず、晴れた日は、よく日向ぼっこしています。そして、父親ゆずりの立ち姿も時々見せてくれるということです。
来場者
「かわいかった」
「やわらかそう」
「こんなに長生きで、40歳と聞いてびっくり」
「私より年上でびっくり。かわいい」
エサは1日数回にわけてアジ、ホッケ、サバを3キロ食べます。
同じ水槽には14歳のナノハ(メス)と、27歳のコケ(メス)がいます。
かつて、ゴマフアザラシの寿命は20歳といわれ、父親のジョーは33歳まで生きました。最近は飼育の技術が進み、長生きするようになっているということです。
うみがたり 村上真衣さん
「ジローはよく食べ、よく寝て、のんびりと過ごしています。(長寿は)ジローにとってこの環境が適している結果だと思います。(飼育員は)小さな変化も気づけるようにしています。掃除、エサをあげること、トレーニングすべてが大事。責任を持って接しています」
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