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民話を後世に!名立区小泊「稲取り地蔵尊」に案内板設置

2023年05月17日 13:47更新

上越市名立区小泊に祀られ、民話にも登場する「稲取り地蔵尊」について訪れる人に広く知ってもらおうと由来などを記した案内板が設置されました。

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上越市名立区小泊に祀られている稲取り地蔵尊です。この日は地元の「ふるさと名立のくらしと文化伝統を語り継ぐ会」や「NPO法人名立の100年後を創造する会」が地蔵尊の民話を後世に伝えていこうと、由来を紹介した看板を設置しました。

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稲取り地蔵尊には昔から言い伝えがあり、糸魚川の民話の語り部だった故 中村栄美子さんが地蔵尊などの民話を1冊の本にまとめています。

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かつて、名立区小泊に能登の国から大男が手下を連れてやってきて「仏様のお告げだ」と能登の寺にコメを奉納するよう村人を脅しました。はじめは従ってコメを奉納したものの、たまりかねた村人たちは大男は盗人に違いないと、鳥ヶ首の洞窟で寝ていた大男をクワやカマで殺しました。頭を殺された手下は仏様のお告げはうそだったと白状し、村人たちは手下を能登に逃がしてやりました。その後、大男を供養するために鳥ヶ首岬に「稲取りの墓」として地蔵尊を祀り、現在に至るということです。

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設置された案内板には民話をまとめた中村栄美子さんの直筆の署名やメッセージも記されています。

ふるさと名立のくらしと文化伝統を語り継ぐ会  橋本克彦さん
「看板の設置がきっかけとなり地元の民話などに興味を持ち、歴史を知る中で地域を誇りに思える人が増える活動をしていきたい」

地蔵尊が祀られた時代など詳細はわかっていないということです。現在、地蔵尊は地元の市民団体ボランディアで祠や屋根の改修をしたり、周辺の草取りなどをして参拝しやすい環境づくりに努めているということです。

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