2023年05月12日 09:54更新
田舎暮らしを体験しようと、東京都の中学生が10日(水)から上越市と妙高市の中山間地に滞在して農作業などに取り組んでいます。そのうち大島区の様子を取材しました。
上越市と妙高市で田舎暮らしを体験しているのは東京都にある聖徳学園中学校の生徒105人です。
そのうち上越市大島区にある民宿「うしだ屋」では生徒が薪を燃やしてコメを炊きました。
うしだ屋 牛田光則さん
「コメを炊くときは、出てきた水蒸気が止まりプチプチ音が聞こえたら出来上がり」
生徒
「(都会は)建物などが多く自然を楽しめないからそこがいいと思った。コメがとてもおいしかった」
生徒
「森や自然の体験ができると思った。昔の人たちの暮らしを感じて今の生活がどれだけ幸せなのかを知った」
うしだ屋 牛田光則さん
「電気がなくても昔の人はおいしいコメを食べていることを伝えたかった」
生徒を受け入れた「うしだ屋」では都会との交流人口を増やしてにぎわいづくりにつなげたい思いがあります。
うしだ屋 牛田光則さん
「(田舎の良さを)伝える場所を残すことが地域や自分自身の課題」
今回の体験ツアーでは生徒136人が上越市、妙高市、さらに阿賀町の3か所に分かれて滞在しました。分散した理由は受け入れる農家などが高齢化などで減ってきているためです。
ツアーを企画した県では都会の大規模校に対応できるよう県内全域で分散して受け入れるモデルづくりを目指したいということです。
また今後は学校だけでなく企業や個人を対象にした田舎体験を進めていくことにしています。
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