2023年04月27日 17:08更新
交通事故などで車に閉じ込められた人を救い出す訓練が26日(水)、上越消防署の若手署員を対象に行われました。 訓練に参加したのは上越消防署の若手署員など13人です。訓練はドライバーが運転席に挟まれ、車から出られない想定で行われました。
使った車両は、新潟オートリサイクルセンターの協力で提供されたものです。訓練で指導にあたったのは、普段から高速道路での事故などに対応している上越消防署の「特別救助隊」のメンバーです。
はじめに事故現場についてから「車両の固定」「燃料、オイル漏れがないか確認」「エンジンが停止しているか」を確認し、フロントガラスやサイドガラスの割り方を教わりました。
続いて、「スプレッター」や「カッター」と呼ばれる油圧機械の使い方を学びました。スプレッターは7.5トン、カッターは2.7トンの力で車両を解体できます。最後は本番さながらの連携訓練が行われました。
参加した隊員は「周りの状況を確認し自分で考え行動することが反省点。万が一使う場合は迅速に安全に確実に使えるよう日常業務でも訓練したい」と話していました。
去年、上越消防署の管内で交通事故などで特別救助隊が出動した件数は28件でした。
上越消防署特別救助隊 南保貴也 隊長
「実車両を用いての訓練は若手の隊員を中心に非常に有効。これを機に現場力の向上に努めたい。コロナ明けに伴い、外出機会が増える。安全運転をお願いしたい」
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