2023年04月22日 18:48更新
土日に良い汗かいてみませんか?
上越市の中学生に従来の部活動とは別に、地域にあるスポーツクラブでリフレッシュしてもらおうと、さまざまなクラブを紹介するイベントが22日(土)、初めて開かれました。
このイベントは中学生が地域のクラブに入るきっかけにしてもらおうと上越市教育委員会が初めて開きました。上越市は国の方針に基づき中学校の土日や祝日の部活動を、地域のスポーツクラブに移す計画を3年をめどに進めます。あわせて、従来の部活動とは違うスポーツなどを楽しめる体制を目指します。
上越市教育委員会 学校教育課 清水陽一郎 副課長
「(地域移行を)推進する側、それを受け止める(クラブ)側で状況や思いが異なるとは思うが、『子どものために』というところでは同じだと思う。そういった中で意見を出し合いながら、建設的な話し合いができれば」
会場には受け皿となる市内のクラブとしてスポーツ系33団体、文化系4団体の合わせて37団体のブースが並びました。訪れた人は興味があるブースを回り、活動の内容を聞いたり、実際に競技を体験しました。中には、入会を申し込む生徒もいました。
中学生
「今は(部活動)平日も休日もソフトテニス部でやっている。きょう回ってみてバドミントンもおもしろいと思った」
保護者
「クラブだと送り迎えの時間があるので都合がつくか心配だが、子どもがやりたいのが一番」
「(中学生の子どもが)水泳部の人数が少なくてリレーが組めないので相談に来た。アドバイスを受けられて参考になった」
ブースを出したバスケットボールクラブのコーチ
「今年は中学1年生の参加人数が増えた。去年より10人多く入った。(クラブ)コーチが7人いるので目が行き届くようにしている」
参加したクラブのうち4団体は、地域移行の受け皿になろうと新たに立ち上がったものです。種目は卓球、ソフトボール、バドミントン、そしてサッカーです。
市教育委員会によりますと、今の段階では地域によってクラブの受け入れ人数や対応する指導者の状況など、体制に違いがあるということです。今後スムーズに地域移行できるかどうか、市では中学校と地域団体を繋ぐ「コーディネーター」を設置したり、指導者を対象にハラスメント研修会などを開くことにしています。
上越市教育委員会 学校教育課 清水陽一郎 副課長
「地域移行を見越して活動しているクラブもあれば、まだまだ体制を整備するクラブもある。いろいろな課題がまだ山積しているので一つひとつクリアできるよう頑張りたい」
「地域クラブフェア」は次回、今年11月に開かれる予定です。
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