2023年04月20日 16:11更新

上越市は去年12月に酒気帯び運転した職員を、20日（木）付けで停職5か月の処分としました。

市によりますと、処分を受けたのは柿崎区総合事務所 主事の20代男性職員です。

この職員は去年12月28日（水）の勤務終了後、市内飲食店で同僚と飲酒した後、コンビニエンスストアで酒類を購入。飲食店の駐車場に駐車していた自家用車の車内で同僚と飲酒していたところ、午後11時頃に突然、自ら自家用車を運転しだしたということです。車は同僚の制止によって停車。車をそこに停めたまま、今度は同僚と別の飲食店に入店したということです。同僚とこの店で解散した後、男性は、翌日の午前1時過ぎに最初に訪れた飲食店の駐車場に徒歩で戻ってきましたが、自家用車を運転して移動させた記憶がなく、車が見当たらないとして、盗難されたと思い込み警察に通報しました。警察の事情聴取を受け、呼気検査で基準値を上回るアルコールが検知されたということです。

上越市はこの職員のほか、管理監督者責任で柿崎区総合事務所の50代男性を文書注意、車内で一緒に飲酒をしていた職員2人（係長級、主任級）を訓告、文書注意の処分などとしています。

今回の処分に対して、中川市長は「職員による酒気帯び案件が続けて発生し、市民の皆さんの信頼を大きく損なったことに対し、重ねて心から深くお詫び申し上げます。市民の皆さんの信頼回復に向けて誠心誠意努めてまいります」などとコメントしています。これを受けて市長は21日（金）に職員に対し訓示するということです。

なお、上越市では今年3月にも職員が酒気帯び運転をして現行犯逮捕されています。