2023年04月13日 14:54更新
もうかる農業を目指して、田んぼで野菜や大豆を作る時に欠かせない水はけを良くする方法を学ぼうと12日、上越市で研修会が開かれました。
研修会は県が開いたもので、農家30人ほどが参加しました。JAえちご上越によりますと、上越市と妙高市でのコメの作付け面積は1万8000ヘクタールなのに対し、野菜はそのわずか7%、1400ヘクタールに留まっています。コメの消費が落ち込む中、なぜ転作が進まないのでしょうか。
上越地域振興局農林振興部 佐藤英美 さん
「(園芸は)細やかに手間をかける。要所要所の管理が必要。コメづくりがあった中で、いまさら園芸どうするかという戸惑いがある」
この日の研修会では、田んぼを畑に変えてエダマメを栽培している三和区の農地を見学しました。ポイントは、粘土質の田んぼでの、水はけの改良です。
ここでは深さ40センチほどの溝を約4メートル間隔で作り、もみ殻で埋めました。こうすることで、土にたまった水が溝を通って畑の外へ流れるようになりました。
三和区の農事組合法人
「米価の下落で、例外なくいい環境ではない。試験的にタマネギを栽培している。重粘土を克服し、排水性を高め、いい園芸地帯にできるよう頑張りたい」
上越地域振興局農林振興部 佐藤英美 さん
「身近な農家が園芸でもうけたなど、成功事例をまず作り知ってもらう。研修会をして、いままで悪かった所が良くなったなど発信したい」
県では、転作をする農家に専用の農機やタネなどの購入費用を補助しています。詳しくは県のホームページをご覧ください。
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