2023年04月07日 19:07更新
市民900人以上の個人情報を含む上越市の内部文書が6日(木)、上越市高土町の資源物常時回収ステーションに捨てられていたことが7日(金)に分かりました。市では文書を6日に回収していて「個人情報が漏れた可能性は低い」とみています。
市によりますと6日、市民から高土町の資源物常時回収ステーションに市の内部文書が捨てられていると連絡がありました。文書は平成17年から令和5年度分の市の予算や決算、議会資料など、およそ1万4000枚です。文書には、ごみ集積所に関する相談を市に寄せた町内会長など、延べ947人分の連絡先もあったということです。
市では個人情報が含まれた文書を処理する場合、シュレッダーで裁断するか、クリーンセンターに持ち込んで焼却していました。しかし、今回捨てられた文書は、昨年度末にクリーンセンターに持ち込まれたあと、焼却処分するために車庫で一時的に保管されていました。その後、文書はクリーンセンターを担当する生活環境課の職員が5日(水)に資源物と間違えて、ほかの資源物と一緒に回収ステーションへ持ち込んだということです。
市では文書が紐で結ばれた状態で見つかったことから、文書の持ち出しや情報が漏えいした可能性は低いとみています。こうしたなか、市は7日(金)に記者会見を開き、公文書の不適切処理を陳謝しました。
総務部 笹川正智 部長
「ご心配をおかけした市民の皆さんに深くお詫び申し上げます。今後は個人情報などを含む文書の処理について、一時保管することなく、直ちにシュレッダーで裁断、または焼却処分することを徹底して再発防止に取り組んでまいります」
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