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上越市の温浴施設4か所の合併会社が始動 赤字経営の改善へ

2023年04月01日 20:09更新

上越市の持ち株会社「J-ホールディングス」が3月31日に解散し、市内の温浴施設を運営していた第3セクター4社が4月1日、合併して1つの会社になりました。社名は「ネクストリゾート上越」で、総務や経理などの管理部門を集約するなどして、経営改善に取り組むことにしています。

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合併はマリンホテルハマナスを運営する柿崎総合開発が、鵜の浜人魚館、ゑしんの里やすらぎ荘、ゆったりの郷を運営する3社を吸収する形で行われました。これに合わせ柿崎総合開発は社名を「ネクストリゾート上越」と改め、4つの施設を運営します。本社の場所は吉川区のゆったりの郷になります。社長には「J-ホールディングス」の田知花康彦社長が起用されました。

田知花康彦 社長
「3セクというぬるい中で仕事をしてきたが、もう許されない。市の支援も必要だが、自立をしていくような会社を目指す」

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それぞれの施設では、これまで赤字経営が続いていました。会社では赤字からの脱却を図るため、総務や経理などの管理部門を本社に集約しました。これにより人件費などの経費を年間で少なくとも800万円は減らせるとみています。また施設ごとに課題を洗い出し、来年度の令和6年度には、全体の利用料収入を令和4年度と比べ7000万円ほど多い、3億2100万円あまりを目指すことにしています。

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田知花康彦 社長
「営業の組織が無く、施設管理部門を作った。新会社は4施設の横のつながりを作る。情報を共有し、本社が費用の使い方にも関わりたい」

また会社では地域に愛されることを目指し、それぞれの施設に福祉施設の利用者が作ったお菓子を販売するコーナーを設けました。

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田知花康彦 社長
「社会にどう貢献できるか考えた。今後もつながりを深めたい」

施設を訪れた市民からは、健全な経営のもとで施設の利用ができることを望む声が聞かれました。

ゆったりの郷を利用した市民
「温泉がある。食事もおいしい。上越近辺の公共の湯がなくなっている。地元の三和区も無くなった。経営は厳しいと思うが頑張ってほしい」

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田知花康彦 社長
「ほうれんそう(報告・連絡・相談)や情報共有をして社内の空気を変える。その結果、従業員のやる気、提案、挑戦が生まれ、最終的には収益の改善につながるようにしたい」

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