2023年03月29日 11:20更新
大型船が港に入る際、安全な離着岸をサポートする専用の船「タグボート」をご存じでしょうか?環境に配慮した最新のタグボートが、このほど直江津港に配備されました。
これが、直江津港に配備された最新のタグボート「妙高丸」です。タグボートは360度回転できる特殊なプロペラがついていて、大型の船が入港する際、ロープでけん引したり、船を押して方角を変えたりして安全な着岸をサポートします。
今回新潟市に本社がある日本海曳船が、直江津港に入港する大型のLNG船や、佐渡の小木港を発着するクルーズ船をサポートするために新しく導入しました。直江津港では、6隻目のタグボートとなります。
妙高丸は総トン数190トン、全長33メートル。最大出力は4000馬力。船を引く力、最大曳航力は53.7トンです。
煙突を船の上方に配置することで排気効率が上がり、通常のタグボートより燃料の消費量を、14%削減できる環境に配慮した最新型です。
日本海曳船 小泉克博直江津支店長
「港で大きな船が入ってくるのは知っていると思うが大型船もタグボートの力で手を取り合って(業務を)行っている。少しでもタグボートに興味を持ってもらえれば」
妙高丸は、今後大型船のサポートのほか、海水や薬剤による海上火災の消火活動や、油流出の対処にもあたるということです。
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