2023年02月27日 15:56更新
江戸時代、妙高市の関山神社境内にあった宝蔵院が住民にふるまった精進料理が27日(月)に再現され、妙高市立妙高小学校の児童が味わいました。一体どんなお料理なんでしょうか?
小豆飯(あずきめし)、凍み豆腐の味噌煮、稲荷ずしなど9品あります。
料理は、地元の研究会が江戸時代の宝蔵院の日記を参考にレシピを再現して作りました。
27日は地元の妙高小学校6年生に昼食として提供されました。児童はこれまで地域を歩きながら関山の歴史や自然について学んでいます。
6年生
「いつも家で食べているものとは違う食べ物がたくさんありびっくりした。家の人にも教えたい」
6年生
「初めて(食べる料理)。ひじきや豆の入った料理が甘く感じておいしかった」
6年生
「日記が残っていて昔の人が食べていたものを今食べられてうれしい」
宝蔵院は天台宗の寺院として関山神社の境内にあり、江戸時代に最も栄えたと言われます。精進料理は寺の祭り事や行事にあわせて住民にふるまわれてきました。明治時代には神仏分離で廃止されましたが、その庭園は国指定の名勝として復元されています。
関山宝蔵院で供された食の文化を研究する会 川崎郁夫会長
「児童が大きくなっても故郷においしい歴史的な食が残っていたと意識を持ち、ほかの人にも知らせ受け継いでほしい。良い反応を示してくれた。お招きして良かった」
研究会は今後も月1回のペースで宝蔵院の献立を研究し、試食会などを開くことにしています。
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