2023年02月22日 18:51更新
妙高市は来年度の一般会計予算案を21日(火)発表しました。予算の規模は今年度より8パーセント増えて、218億4000万円です。城戸市長にとって初めてとなる予算は「人を起点」とするまちづくりを掲げて、目玉事業には小中学生などの給食費の無償化を盛り込んだほか、新図書館の建設費を計上しました。また今年度の補正予算案として、プレミアム付き商品券や住宅リフォームの補助金事業などが盛り込まれています。
城戸市長は自身初めてとなる当初予算編成に市民、地域、事業所すべてが起点となるまちづくりを掲げました。
城戸市長
「厳しい財源の中ではあるが、公約に掲げたものをいくつか予算編成した。市政の方針は『人口減少の挑戦』」
予算の規模は今年度より8パーセント増えて、218億4000万円です。そのうち目玉となるのが、公約に掲げていた子どもの給食費の無償化と新図書館の整備事業です。給食費については、3歳以上の園児から小中学生までを完全無償とします。予算はおよそ1億7000万円です。
新図書館については新年度から建設に着工し、令和8年度のグランドオープンを目指します。なお整備費用は物価高騰の影響などを受け当初より8億円ほど増え、総額およそ25億円になる見込みです。新年度は9億8000万円あまりが計上されています。
このほか、城戸市長が重要な公約に掲げていた「こども家庭センター」については新年度の予算付けはないものの、妊娠期から子育てまでを一元的にサポートする目標に向け、職員との話し合いをすすめるなど、準備の年と位置付けています。
記者
「こども家庭センターは4月の設置を目指していたと思うが…」
城戸市長
「(センター設置)複数課にまたがっている。看板に掲げるには1年間準備したい」
21日は合わせて、今年度の一般会計補正予算案も発表されました。具体的にはプレミアム付き商品券の発行に1億円の補助金を計上しました。これは1万円で1万3000円分の買い物ができるもので、商工会議所と商工会が発行、5月8日に販売を始める予定です。
また、個人住宅などのリフォーム費用の補助金に2000万円あまり。対象は市内の業者などによる工事10万円以上で、一般世帯では工事費の5分の1、要援護世帯で2分の1を最大10万円補助します。
城戸市長
「(地元経済)今冬はインバウンドの回復を含めて明るい兆しが見え始めている。一方で物価高騰や少雪で市内の経済は大変厳しい状況」
予算案は市議会の3月定例会に提案されます。
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