2023年02月22日 11:15更新
佐渡総合高校の生徒が行っているSDGsの取り組みが関連団体に表彰され、生徒が佐渡市役所を訪れ喜びを語りました。
佐渡市役所を訪れたのは、佐渡総合高校の農産加工系列で、食糧危機に面するアフリカの国へ支援などを行う生徒の代表、3年生の安藤梨音さんと、2年生の仲村拓真さん、そして教諭の池亀元喜さんです。
佐渡総合高校では、学校全体でSDGsなどについて学ぶ授業が定期的に行われています。農産加工系列では世界の食糧事情について学んでいて、アフリカの貧困問題の現状を知ってもらいたいと教諭の池亀さんがザンビア共和国を訪れた際に撮影した写真を見せたことがきっかけで、生徒たちは自分たちにできることはないかと考えるようになりました。
そこで、アフリカの食糧事情を改善することを目的に開発されたネリカ米を栽培し、ザンビア共和国の孤児院に送る活動を2020年に始めました。去年は5キロのネリカ米を送りました。
活動の中では、日本からおよそ1300キロ離れたザンビアとオンラインでつなぎ、ネリカ米の栽培状況をザンビアの子どもたちに見てもらいました。こうした支援活動が評価され、第2回新潟SDGsアワードで大賞を受賞したほか、SDGsに関する取り組みを表彰するコンテストで大賞や最優秀賞を受賞しました。
佐渡総合高校3年 安藤梨音さん
「自分たちの活動が評価されてとても嬉しい。今後はSDGsやザンビアのことを知ってもらえるような活動をしたい」
佐渡総合高校2年 仲村拓真さん
「ネリカ米を栽培しているのは本校だけなので、全国の農業をしている人たちに知ってもらい、日本や世界に広めていきたい」
今後はネリカ米の栽培記録をまとめたマニュアルを作り、孤児院の子どもたちとオンラインでつないで、栽培方法などのアドバイスを行うことにしています。
佐渡テレビジョン
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