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江戸時代から続く御田植神事 3年ぶり例年規模で開催/佐渡テレビジョン

2023年02月09日 11:22更新

佐渡市赤泊地区下川茂の五所神社で6日、御田植神事が行われ今年1年の豊作を祈願しました。

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御田植神事は毎年2月6日に行われている江戸時代から伝わる神事で、新潟県の無形民俗文化財に指定されています。田植えの所作などを奉納し、今年1年の五穀豊穣を祈願します。Still0207_00002

神事では麻の裃を身に着けた宮方7人が、誰にも聞こえないよう神歌を唱えながら稲の苗に見立てた松の葉を藁で束ねる苗取の式や、鍬で田を耕す所作をする田打の式、苗取の式で作った苗をひとつずつ自分の前に蒔く田植の式など、7つの儀式が厳かにとり行われました。

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また式の合間には、地元小学校の児童14人が、木の棒で板を叩き、田を荒らす鳥などを追い払う小苗打を行いました。

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女人禁制だった御田植神事ですが2018年に廃止され、より開かれた神事となっていましたが、新型コロナウイルスの影響でここ数年は中止や縮小した形での開催となっていました。

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今年は3年ぶりに例年通りすべての儀式が行われ、神社には伝統ある神事を見ようと多くの人が集まっていました。

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五所神社 風間昌平 宮司
「伝統が3年ぶりに帰ってきてほっとしているのが正直なところです。一度中止になると復活しない伝統行事もある中で、こうして関係者のおかげで例年通りに開催できてよかった。女人禁制をなくしたり、正座でやっていたものを椅子に座っての形に変えたりと、大筋は守りながら継続できるよう形を変えています。こうした変化はありながら、しっかりと継続させてきたい」

小苗打に参加した児童
「ひさしぶりで緊張しましたがよくできた。6年生なので今回で最後だけど後輩にしっかりと受け継ぎたいし、この伝統ある行事をしっかりと伝えていきたい」

全ての儀式が終わると、神前に供えていたお菓子などが氏子総代らによって蒔かれ、訪れた人たちは福にあやかっていました。

佐渡テレビジョン

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