2023年02月07日 14:35更新
上越市に東京都のIT企業2社がオフィスを構えることになり、新潟県庁で報告会が開かれました。これは県と上越市の誘致活動が実を結んだもので、今後は若者の地元雇用が期待されます。
上越市に進出するのは、いずれも東京都に本社を置くIT企業の「クラッチワークス」と「アーキペラゴ」です。
そのうち「クラッチワークス」は、CGやVR(バーチャルリアリティ)を制作する会社で、特に建築系のメーカーを対象に住宅の完成予想図などを3DのCGで再現し、顧客の販売促進に役立てています。オフィスはすでに上越市木田のセントラルビル1階に構え、10人体制で運営する方針です。代表取締役社長の西森康志さんは上越市の出身です。
一方「アーキペラゴ」は、企業のWEBサイトやシステムの構築、運用、さらにコンサルタント事業を手がけています。オフィスは今年4月、高田本町商店街のコワーキングスペースビビットの3階に構える予定です。体制は初年度は4人、その後は10人を目指します。上越市への進出については、代表取締役の菅原匡史さんが現地を訪れて気に入ったということです。
今回の上越市への誘致では、県が上越市と協力しながら積極的に取組んできました。この日は、2社の代表取締役が県庁に佐久間豊副知事を訪ね、これまでの経緯や今後について報告しました。
佐久間副知事は「2社同時の報告会は今回が初めて。地元就職につながるようなIターン、Uターンの取り組みも必要だ」と話しました。
また、同行した上越市の中川市長は「上越市では来年度からIT人材を育てる事業を始めるので、協力をお願いしたい」と話しました。
クラッチワークス 西森康志 代表取締役社長
「我々の技術を上越市でも習得してもらい、人材育成につなげたい」
アーキペラゴ 菅原匡史 代表取締役
「人材確保がメイン。北陸エリアで採用を進めたい。海外にも拠点があるので、ゲートの役割を上越市でつくりたい」
2社のオフィス開設にあたっては、設備費用や家賃の一部を県と市が補助しています。
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