2023年01月23日 15:49更新
江戸時代の商業船「北前船」と直江津地区の関わりを紹介する町歩きマップ2万部が完成し、直江津地区などの公共施設などでもらうことができます。
完成したのは、町歩きマップ「北前船がはこんだもの」です。
市民団体「まちおこし直江津」が、北前船と直江津の関わりを知ってもらおうと、昨年度作ったものをより詳しく見やすく改良しました。
まちおこし直江津 佐藤和夫 代表
「北前船が運んできた町の痕跡を探ろうと、メンバーで町歩きをしながら作成した。この地域のことを、まずは地域の人に知ってもらいたい」
直江津地区の神社仏閣には、北前船が運んだ福井産の笏谷石や神戸産の御影石を使った参道、鳥居、灯ろうなどがたくさん残っています。
マップには、そうした場所を掲載したほか、北海道のニシンなど北前船が運んだ物産との関わりが紹介されています。
佐藤代表は「機械的につくられた町ではなく、海運で少しずつ広がっていったのが分かる。マップを手に歩いてほしい」と話しています。
マップは、地域活動支援事業を活用して2万部作りました。21日(土)はマップの完成にあわせた講演会が開かれ、参加者にマップが配られました。
「北前船がはこんだもの」は、直江津駅の観光案内所など公共施設でもらえるほか、直江津地区の小中学生にも配られています。
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