2022年12月27日 13:57更新
正月料理に欠かせないふるさとの食材「サメ」の競りが今朝、一印上越魚市場で行われ、威勢のよい掛け声が響き渡りました。
今朝7時過ぎ、市場にはモウカザメ18本、およそ1300キロほどが並びました。どれも宮城県気仙沼漁港で水揚げされたものです。1本50キロから大きいものは80キロあります。
買い手
「鮮度はいい、血も出ているので色もいい。すぐ店頭に並ぶ」
一印上越魚市場 尾﨑徹 社長
「これを見ると年末が来たなという感じ。今年はオス中心で魚体も大きい、身がしまっている感じでおいしいと思う」
上越のサメを食べる習慣は江戸時代にはじまりました。サメの肉は保存がきいたことから、上越地区や山間地などでも郷土食として欠かせないものでした。
栄養面でもローカロリー、高タンパク質ということで、市内の小中学校では給食にフライなどが提供されています。
料理研究家 井部真理さん
「サメの食文化を研究、今年も風物詩(サメ競り)取材に来た。ムニエルやサメカツなど手軽に食べられる。江戸時代から庶民が食べてきたので継承してほしい」
市場の尾﨑社長によりますと、今年は燃料高騰などでサメの値段も2割ほど高く、1キロあたり1500円から2000円。一番は胴回り部分で3000円でした。
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