2022年12月12日 17:30更新
新幹線の利用が増える年末年始を前に上越妙高駅で12日(月)、刃物をもった不審者に対応する訓練が行われました。
訓練は新幹線ホームで刃物を持った不審者が暴れているという想定で、上越警察署の職員とJRの駅員など20人ほどが参加して行われました。
はじめに乗客が新幹線ホームで刃物を持つ不審者を発見し、駅員に特徴などを報告しました。
駅員は直ちに110番通報したうえ、不審者を落ち着かせようと声掛けしながら、乗客を安全な場所に避難させます。その後、駆けつけた警察官が不審者を取り押さえ銃刀法違反で逮捕しました。
参加者
「緊迫した雰囲気のなか、感じたことのない恐怖感や誘導の大変さを感じた」
「犯人との距離感や、さすまたを持った感覚など初めての経験で備えは大切だと分かった。何かあった場合、自分に何ができるのか常に考えながら行動したい」
警察によりますと、こうした訓練は新潟駅や長岡駅などで行われていましたが上越妙高駅は初めてということです。なお、上越警察署管内で駅や列車の中で乗客が襲われるような事件は起きていないということです。
上越妙高駅 佐藤政広 駅長
「想定したことが実際の場面で動けないことが分かった。訓練を積み重ねていくことが重要だと認識した。3年ぶりの行動制限のない年末年始に加え、10月頃から旅行客も増えてきているので、より迅速に正確に安定輸送、安心につながるような行動になれば」
この後、駅員が警察からさすまたの使い方を教わりました。訓練は年末年始にあわせただけでなく、来年5月に開かれるG7新潟財務大臣・中央銀行総裁会議を前に警戒意識を高めようと実施されました。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.