2022年12月05日 16:34更新
スキー場のオープンを前に停電などでゴンドラやリフトが動かなくなった場合を想定した乗客の救助訓練が5日(月)妙高市の赤倉観光リゾートスキー場で行われました。
訓練は、スキーシーズンを前に災害などでゴンドラやリフトが緊急停止した時の救助方法を学ぼうと頸南消防署がスキー場協力のもと行いました。
訓練には消防署の隊員15人が参加し、スキー場の職員からゴンドラの構造や救助用具の使い方を教わりました。続いて、ゴンドラの中に利用客が閉じ込められた想定で実際の救助方法を確認しました。
隊員はゴンドラのワイヤーをつたって移動し、客車の上から扉を開け、救助用ロープを使って利用客を下に降ろします。
赤倉観光リゾートスキー場によりますと、ゴンドラは長さが2.6キロ、およそ11分で山頂までのぼります。停電した時は予備エンジンで動きますが地震などでワイヤーが外れたり、ゴンドラの柱が曲がり、安全に運行できない場合には緊急停止するということです。
赤倉観光リゾートスキー場 後藤 幸泰 統括支配人
「昭和58年からゴンドラの営業をしている。今まであの用具を使っての救助はない。利用客の安全輸送が第一。もしもの有事の場合に備えて訓練した。訓練をすることで私たちも心強い」
頸南消防署 山田智広さん
「現場を想像すると高所や重たい資器材を持って上がらなければいけない。実際の現場だったらどうするか、隊員の中で意思疎通ができた。強風や猛吹雪の中もあるのでいち早く救助しなくてはいけない。安全、確実にしっかりやっていきたい」
赤倉観光リゾートスキー場は、雪が降れば今月17日にオープンする予定です。
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