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災害発生時に子どもたちを守るために 妙高市内の公立保育園 防災研修報告会

2022年12月04日 19:44更新

災害発生時に子どもたちを守るために何が必要か、妙高市内の公立の保育園などがことし9月から取り組んできた防災研修の報告会がきょう4日(土)妙高市役所で開かれました。

Still1204_00008防災研修は妙高市内の公立の保育園と認定こども園、8園が取り組んできたものです。ことし9月から3回に渡って行われ、東日本大震災や中越地震で実際に行われた避難方法や反省、足りなくなった物資などを元に園ごとの危険個所や必要な備蓄品の確認をして、それぞれに最適な訓練プログラムなどを考えてきました。

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講師は震災ボランティアの派遣や防災講習などを行っている団体、復興応援団の代表理事、佐野哲史さんです。

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報告会では研修を受けてそれぞれの園で気付いたことを発表しました。

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さくらこども園
「冬の避難経路を歩いてみた。0~1歳児の部屋のテラスは屋根がないので雪が積もる。避難時は隣の2歳の部屋から避難する必要性があることを確認。」

斐太北保育園
「早朝保育時、担任ではない職員が担当することがある。誰がどの子を避難させるのかを紙で表示させることにした。」

また佐野さんから水害時は大きな河川からだけではなく用水路や流雪溝からも水や土砂が溢れることを学び、改めて避難経路を確認した園もありました。

和田にじいろこども園
「自園は関川の近くだがハザードマップを見ると危険水域ではないことが分かった。しかし、避難所までを歩いてみたら2つの避難所のどちらの経路にも用水路や流雪溝があることが分かり、ハザードマップでの危険度が低くても安心できないことを感じ、職員にも周知した。」

さらにことし4月に開園したばかりの新井あおぞら保育園では実際に行った訓練の様子が映像で報告されました。

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新井あおぞら保育園
「屋外に避難する時にズックを持ってこなきゃ、教室を出る時に電気を消さなくては、など決まり通りにやらないと、と思ってしまうと本当に必要な目的「避難させること」を見失ってしまう。マニュアル通りにいかなくてもその時に必要だと判断できるような訓練も今後必要だと思った。」

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この研修は来年も内容を変えて続けていく予定だということです。

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