2022年12月01日 12:00更新
妙高市平丸地区に伝わるスゲ細工づくりが本格的に始まり、来年の干支「卯」にあわせて、餅をつくウサギの姿などが作られています。
ふせウサギ 1体 16000円(税込)
スゲ細工は、来年の干支「卯」にあわせて、ウサギを作っています。形は餅をつく姿と座っている姿の2種類があります。
スゲ細工づくりは、かつて平丸地区の冬の収入源として行われ、昭和40年代には200人ほどの作り手がいました。現在は高齢化のためNPO法人「平丸スゲ細工保存会」が受け継いでいます。
スゲ細工づくりは6月から準備がはじまります。刈り取ったスゲの葉を乾燥させたあと、たたいて繊維状にします。そのあと、9月下旬ごろからNPOのメンバー3人で試作品を作りながらデザインや手順を決め、ようやく本格的な作業に入ります。
平丸スゲ細工保存会 柴野美佐代 理事長
「まだ十二支を作り終えていない。技術を習得できていない段階。形ができただけでもうれしい難しい所は切りすぎると終わり。イメージより刈りこみすぎると、それに合わせてサイズを変えなければいけない」
今年のウサギは、以前のものよりふっくらとした形にしてスゲの質感と可愛らしさを表現しました。また、今までにない形として初めて餅つきウサギを考えました。杵と臼も保存会の手作りです。
平丸スゲ細工保存会 柴野 美佐代 理事長
「注意深くウサギの耳のように情報を入れ、ジャンプしたい時にはジャンプする、そんな飛躍の年になれば。」
スゲ細工は、すべて予約生産で70体ほどを作る見込みです。価格は座っているウサギが1体16000円。餅つきウサギが1体18000円です。いずれも税込で送料と手数料は別です。また、2000円を追加すると地元の市民団体が作ったからむし織りが付きます。柴野さんによりますと、スゲの刈りこみ方や目の位置などで一体一体表情が変わるということです。
<予約申し込み>
平丸スゲ細工保存会 090―3548―7370(柴野さん 9:00~20:00まで)
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