2022年11月01日 18:02更新
ひとり暮らしのお年寄りなどに元気を出してもらおうと、妙高市立新井中学校の生徒有志が、手書きのメッセージを作り、市の社会福祉協議会に贈りました。メッセージは、来年のカレンダーと一緒にお年寄りに届けられます。
これが手書きのメッセージです。全校生徒のおよそ6割にあたる90人が書きました。
登下校での見守り活動への感謝や「風邪をひかないよう気を付けてください」などの言葉が書かれています。
新井中学校ではこのメッセージをA3の紙に18人分ずつ印刷、5パターン作りました。
31日は生徒会役員が、市の社会福祉協議会と民生委員児童委員協議会にメッセージカードを手渡しました。
新井中学校 生徒会長 笠原萌々音さん
「コロナ禍で直接の交流ができないが、普段お世話になっている地域の方に思いを伝えることができてありがたい。地域と新井中学校が今後も連携し妙高市をさらに明るい市にできたら」
妙高市社会福祉協議会 三浦了好会長
「メッセージをいただきありがとうございます。最近手書きのメッセージがない。みんなパソコンで打ってある。手紙もない。はがきもパソコンで打ってある。読んだ人も気持ちがホッとする。温かくなる。そんな気持ちで読んだ。たぶん地域のみなさんも、そういう気持ちで見ると思う。新井中学の歴史・伝統としてつなげていただければ」
この取り組みは、去年に続き2回目になります。学校が地域に呼びかけて、生徒に手伝ってほしいことを募集する「この指とまれキャンペーン」に、社会福祉協議会が応募して始まりました。
新井中学校 桒原陽一校長
「メッセージの中身が濃い。ほっこり。うれしくなる。この地域に住んでいて、もっとよい地域にしていきたいなど、子ども達の決意も書かれている」
笠原さん
「生徒が書いたメッセージを見た。前向きな気持ちがたくさん書いてあった。『これで地域の人も喜んでくれるのでは』という思いがある。新井中学校の元気な雰囲気を妙高市全体に広げていきたい。地域の人にも明るい気持ちになってもらえたら」
メッセージはこの後、社会福祉協議会がひとり暮らしのお年寄りなど650人に、来年用オリジナルカレンダーと一緒に届けることになっています。
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