2022年11月01日 16:28更新
本格的な雪のシーズンを前に、幹線国道で活動する除雪車の出動式が1日に行われました。
高田河川国道事務所では、上越市と妙高市、糸魚川市の国道8号線と18号線のあわせておよそ128キロで除雪にあたります。除雪車両は75台あり、積雪5センチ以上で出動します。
出動式には作業を請け負う会社から従業員46人が参加しました。
あいさつに立った高田河川国道事務所の堀 尚紀所長は「今冬の気象予測では大雪をもたらすラニーニャ現象の影響が続く可能性が高い。3年連続の大雪になることを覚悟で除雪作業に取り組む必要がある」と呼びかけました。
高田河川国道事務所によりますと、今年2月に妙高高原地区の国道18号で大雪のため坂を登れない車が続出しましたが、夜を徹した除雪作業で交通を確保したということです。
こうした経験を踏まえ、業者の代表 ハイウエイ・リバーメンテナンスの代表取締役西山 勇さんが「集中的な大雪が発生しても高田河川国道事務所と各社が連携協力し、8号18号線の交通確保に精一杯務めることを約束します」と決意を述べました。
今シーズンは、登坂不能車が発生しやすい坂道に除雪車を事前に手配するなどの対応をすることにしています。
高田河川国道事務所の堀所長は「一番困るのは、車が動けなくなり人命にかかわる事態。並行する高速道路とあわせ通行止めにして、集中除雪をして早めに交通を確保することが大事」と話していました。
高田河川国道事務所ではドライバーに対し、大雪の時は道路状況を確認のうえ、不要不急の外出は控えてほしいと呼びかけています。
なお管内の去年の除雪車の初出動は、11月27日でした。
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