2022年10月13日 17:25更新
上越市八千浦にあるJERA(ジェラ)火力発電所が、営業運転を始めて10年が経ちました。それにあわせ12日(水)、施設が報道陣に公開されました。
JERA(ジェラ)火力発電所は、中部電力上越火力発電所として着工され、2012年7月に営業運転を開始しました。総出力は238万キロワット、長野県の消費電力の8割相当を安定的にまかなうことができます。
発電の燃料は海外から運ばれるLNG液化天然ガスです。貯蔵タンクは3基あり、その容量は1升瓶1億本分になります。
発電方式は、LNGを燃やすガスタービンと、排熱を再利用する蒸気タービンの2つを組み合わせています。熱効率は58%です。
環境への取組みとしては、LNGを燃料とすることで硫黄酸化物は排出されず、窒素酸化物については、発生を抑える燃焼器などが使われています。
また、冬など、煙突から白く立ち上るのは煙ではなく水蒸気です。
JERA上越火力発電所 小河原仁所長
「(LNG船の入港は)現在まで305隻。無事故・無災害。オーストラリアやマレーシアからが多い。調達は安定的。防災体制は自社・構内の協力会社。直江津港東共同防災組織の3体制」
上越市は今月29日、JERAを含めた直江津港の見学会を実施します。申込の締め切りは今月18日ですが、参加は抽選になります。詳しくは、上越市の産業立地課までどうぞ。
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