2022年09月28日 18:05更新

自転車で事故を起こした時に備えて、10月1日から自転車保険の加入が義務化されるのを、ご存じでしょうか？上越市内の自転車専門店に話をききました。 

県は今年4月に自転車の安全運転に関する条例を定めました。これにより、自転車を利用する人は損害賠償責任保険への加入が義務づけられました。

その背景には、自転車で他人を傷つけた場合、相手への治療費や慰謝料が高額になるなどの状況があります。 

県自転車軽自動車商協同組合 上越北支部 柴山登支部長
「およそ1億円を請求される場合がある。自転車事故だからといって軽くない」

上越市五智にあるサイクルショップ シバヤマでは、自転車の点検と保険への加入の両方を兼ね備えたTSマークの取得を勧めています。 

ＴＳマークの有効期間は1年。保険料は、各自転車店でご相談ください。

自転車保険の義務化は、自転車に乗る人だけでなく業務で従業員が自転車を使うことのある事業者も対象になります。

その場合は事業者向けの保険に加入する必要があります。さらに、子どもが自転車に乗る場合はその保護者が保険の加入を義務付けられます。

 柴山支部長
「（自転車は）車と同じ車両の仲間。整備した自転車でルールを守って乗って」

なお、自転車保険への加入は義務ですが罰則はありません。また、従来の自動車保険、火災保険、傷害保険に自転車保険が含まれているものもあります。

義務化は10月１日からです。